高齢者が女に殴られ死亡 襲った原因は新型コロナへの不安か
高齢の患者を見かけた女が、いきなり激怒し殴りかかった。新型コロナウイルスに対する恐怖心が、犯行の引き金になったようだ。

体調を崩し病院に行ったお年寄りに、30代の女が襲いかかった。その理由は「近くにいたから」というもので、新型コロナウイルスを恐れた末の凶行だったことが明らかに。殴られた女性は、ウイルス感染者ではなかったとみられている。
■80代女性が病院へ
3月28日のこと、腸の不調を感じたジェイニー・マーシャルさん(86)が、米国・ブルックリンにある病院を訪れた。
そこで診察を待っていたマーシャルさんが近くにあった金属製の台に手をかけたとたん、すぐそばにいた32歳の女が激高。まるで警戒していなかったマーシャルさんに襲いかかり、頭を力任せに殴りつけた。
関連記事:体調不良が続く男性 「新型コロナウイルスに違いない」と家族を思って自殺
■凶行に及んだ理由
いきなり殴られ倒れたマーシャルさんは、頭を床にぶつけそのまま動かなくなった。
暴行の様子を目撃した人はいなかったが、監視カメラにその様子が映っていたこともあり、襲いかかった女の身元はすぐに判明。暴行に及んだ理由について女は「(新型コロナウイルスに感染しないよう)人との距離はあけておくべき」「あの人はそのルールを無視していた」などと語っている。