沖縄・竹富島住民の観光客や避難者へのメッセージが話題 「せめてマスク着用をお願いしたい」
新型コロナ感染拡大の影響が、沖縄県の小さな島にまで。住民の切なる願いとは…
長野県の蓼科高原や軽井沢では、新型コロナ感染拡大の影響を避けようと、首都圏から避難する人たちが目立つようになり、住民から不安の声があがっている。そんな中、沖縄県竹富島の住民メッセージが、SNS上で話題を呼んでいる。
しらべぇ取材班は、そのチラシを作成した人物から話を聞いた。
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■昔ながらの風景を楽しみに
沖縄県竹富島は、八重山列島にある島で、石垣港から高速船で約10分で行くことができる。1987年に重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、昔ながらの街並みを楽しみに、普段は、日帰りを中心とした多くの観光客がやってくる。
この島も新型コロナの影響から、観光客は激減し、八重山観光フェリーによると、利用客は7割~8割減。そんな中でも、港などでマスクをしていない観光客や避難者が目立つようになって来ているという。
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■危機感を感じた住民がチラシを作成
これに危機感を感じた、竹富島未来づくり実行委員会の市瀬健治氏がお願いのチラシを作った。
市瀬氏は、「島にはオジーオバーが非常に多い」と語る。竹富公民館員数282名のうち、103名が70歳以上の高齢者だという。また、「この高齢者たちは、島の知恵であり、文化や伝統を支える大きな存在だ」と話す。
しかし、医療体制は、小さな診療所が1つしかなく、診療所スタッフは医師1名・看護師1名・医療事務1名のみで、運営されている。そのため、「新型コロナウイルス感染者がいても対応ができずに、感染者が出ると移動手段が船しかないため、島が封鎖されるかもしれない」不安を口にする。
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■自粛してもらいたいのが本音
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)