コロナに対応した「家系ラーメン」のテイクアウトに注目 持ち帰りの常識完全に覆す
家系ラーメンの「町田商店」のテイクアウトを開始。しらべぇ取材班が現場に飛んだ。
■鶏油がいい仕事
家系ならではということも奏功。スープの表面で膜を張る鶏油(チーユ)が保温性抜群で、全くスープが冷めていないのは驚かされた。麺はレンジで温めるべしと説明文には書いてあったが、そのままスープに投入しても問題ない。
麺をほぐして、具材を乗せればセッティング完了。器以外はほぼ店で食べるのと同じクオリティだった。家系ならではのかなり濃い目の味付けが食欲をさらにそそらせる。すする度に麺の小麦の香りと、出汁の風味が鼻を抜ける。ごはんのおかずになるレベルだ。
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■クリーミーさも
記者だけの意見では偏るので、ラーメン好きな知人2人に試してもらった。
ラーメン店で長年バイトするほどラーメンを愛し、ラーメンに愛された20代女性UMAさんは「家で食べるラーメンって中華料理店の出前くらい。専門店の味が自宅で食べられるだけで感激ですよ。今回はラーメンを持ったまま15分間バスに揺られるという大変シュールな状況でしたが、熱々のままだった。全然アリ」と嬉しそう。
“新小岩のラーメン博士”と自称する30代男性のDさんは、「味がこってりしているが、しょっぱいだけではなくクリーミーさがあって女性にも好まれる味。大味な家系も多くある中、ここはちゃんとした家系でした。後味も重くなりすぎず、胃もたれしにくいのも高評価」と必要ないほど真面目なレビューをくれた。
しかしデメリットも。「家系といえば、ニンニクや豆板醤を足したり、油多め、味濃いめなど味の調整が醍醐味。テイクはそれが一切できないのが残念」とUMAさん。
とはいえウーバーイーツの対応も一部店舗では開始されており、選択肢としても新たな潮流を呼びそうである。
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(撮影・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)