「アレクサ、助けて」 新型コロナに感染した施設入居者の音声公表

新型コロナウイルスに感染した女性が、アレクサに助けを求めた。その声を確認した遺族は、深い悲しみに暮れている。

社会

2020/04/12 07:15

祈る女性
(sutteerug/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

養護施設で暮らしていた女性が、新型コロナウイルスに感染。しばらくの隔離生活を経て病院に搬送されたが、その直後に帰らぬ人となってしまった。



 

■養護施設で感染が拡大

米国・ミシガン州で暮らしていたルーアン・ダゲンさん(66)は、長いあいだ糖尿病と高血圧に悩んでいた。

10年前には脳卒中を起こし、比較的若い年齢で施設に入居。穏やかな生活を続けていたが新型コロナウイルスの感染が広がり、ルーアンさんを含む31名の入居者、そして5人の職員が検査を受け陽性と判定された。

その直後にルーアンさんは施設内に設けられた隔離部屋に移ったが、症状は良くならなかった。


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■搬送されるも帰らぬ人に

高熱は出ていなかったというルーアンさんだが、数日前には「息苦しい」と訴え始め、脱水症状も確認された。さらに酸素レベルが低下し、血圧も下がり始めたため救急車が呼ばれたが、病院に到着するまで関係者と会話もし、比較的元気だったという。

しかし、病院に到着するなり痙攣(けいれん)を起こし、人工呼吸器が必要な状態に。すぐに病院スタッフが家族に連絡して状態を伝えたが、電話からわずか30分後に心停止状態になった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、糖尿病、そして高血圧が招いた死だった。

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■「アレクサ、助けて」と懇願

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