32年の歴史に幕閉じた古書店の“提言”が話題 「なんかめっちゃ泣けた」

12日、東京・荻窪の古書店「ささま書店」公式アカウントがツイッターでつぶやいた“金言”が読んだ者の胸を打ち、ネット上で話題を呼んでいる。

2020/04/13 15:00

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(demaerre/iStock/Thinkstock/写真はイメージです)

12日、東京・荻窪の古書店「ささま書店」公式アカウントがツイッターでつぶやいた“提言”が読んだ者の胸を打ち、ネット上で反響を呼んでいる。



 

■「もとから決まっていた」

古本ファンに広く愛されたささま書店は、この度32年の歴史に幕を閉じることを決め、5日の営業をもって閉店。

1日のツイートでは閉店理由について触れており、「コロナで時期こそ早まりましたが、もとから決まっていたことで、別にコロナのせいで閉店するわけではない」と説明しつつ、「同業各社の皆様におかれましてはあまりショックを受けないで頑張っていただきたいと思います」と、古本業界で奮闘する関係者たちにエールを贈っていた。


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■「弱いまま生き延びる権利も」

その後のツイートによれば、4月20日に開催予定だった地元の古本市に出展し、古本フリークたちと再会することを楽しみにしていたものの、新型コロナウイルスの影響でイベントが中止に。

景気のみならず、人との交流、さらには良き本との出会いも停滞している昨今を憂いてか、12日には「みんな生き延びましょうね、ほんと。。。強いものだけが生き残るんじゃなくて、弱いまま生き延びる権利も方法もあるはずですよ。。。」とつづってしている。


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■お店の再開を望む声

このつぶやきはネット上で拡散されており、「お互い助け合って励まし合って生き延びましょう」「なんかめっちゃ泣けて めっちゃ腹立ってきた」「必ず生き延びてください! そしてお店の再開するのを望んでいます」「諦めないで頑張って」と読んだユーザーの心を揺さぶっている。

一方で「その通りだと思います。老母と二人で生き延びたいです」「はい 極零細企業ですが存続維持します」という声も。一人の人間として、さらにはいち企業としても、勇気を貰える言葉になったようだ。

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(文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤

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