香川県ゲーム条例パブコメが「同一IPアドレス」で炎上 担当部署の見解は…
香川県のゲーム条例のパブコメ開示によって炎上騒動勃発。IPアドレス同一の訳とは…
■システム上の問題で不正ではない
ローカルアドレスは、組織内のローカルなネットワーク内でのみ有効なIPアドレスで、その組織のネットワーク管理者が自由に発行することができ、アドレス数の制限などもない。
これに対してグローバルアドレスは、インターネットプロバイダーなどから割り当てられる、世界にひとつだけのIPアドレスだ。
「以前は、香川県もグローバルアドレスが表示されるシステムだったが、約5年前にセキュリティをより向上させるために代理サーバーを導入。そのIPアドレスが表示されるようになった」と担当者は語る。
また、「送信者のグローバルアドレスを知るためには、代理サーバーのログを調べればわかる」とした上で、「今回、同一のIPアドレスが記載されていることは、不正ではない」と述べた。
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■サーバエンジニアにも聞いた
都内に住む40代のサーバエンジニアの男性に、今回のトラブルについて聞いてみたところ、「県の説明は間違ってはいないが、いろいろとお粗末」と語る。
また、同一人物が複数回書き込んでいるかどうかをIPアドレスだけでは判断することはなく、OSやブラウザのバージョン、日時、さらに文体などを総合して判断するとのこと。
「今回のパブコメには、やや特徴的なブラウザからの投稿も多いようなので、同一人物による多重投稿という疑惑を完全に払拭できてはいない」と語った。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)