新型コロナの影響で『かつおの刺身が激ウマ』ってホント？　実際に買ってみた

新型コロナウイルスの影響で、不要不急の外出を控え、できるだけスーパーで買った保存のきく材料で毎日を過ごしている人は多い。

しかし、文章、写真、イラスト、音楽、映像などの作品を配信するウェブサイト『note』にすずきまことさんが投稿された記事によると、新型コロナウイルスの影響でかつおの刺身が例年より美味しくなっているらしい。

画像をもっと見る

---

 

■その理由とは

詳しい理由はぜひすずきさんの記事を読んでもらいたいのだが、簡単に言うと飲食店からのかつおの需要が減り、美味しい魚体の大きなかつおが値下がりしてスーパーで流通するようになっているからだそうだ。

「これはいい情報！」ということでスーパーに行って鮮魚コーナーを見ると、美味しそうな新物のかつおを発見。さっそく刺身にして食べてみることにした。

関連記事：新型コロナの影響で売上が急上昇した食品　非常事態に「在庫がない」と悲鳴

 

■もっちりした身

すずきさんの言うとおり身が三角でなく四角くなっており、包丁で切るともちっとした感覚が刃に来る。

いつもは冷凍物ばかり買っていたのでこれだけで美味しそうだが、気になる味はいかに…？

関連記事：新型コロナでピンチでも頑張る飲食店の弁当を勝手に紹介　中板橋『すけろく商店』

 

■冷凍とは違うウマさ

食べてみてびっくり！　尾の部分に少し近い部位だったからもあるかもしれないが、初ガツオなので脂はそこまででないが、もっちりした弾力があり舌にのせると鮮烈なかつおの風味が口いっぱいに広がるではないか！

冷凍のかつおのたたきだとそこまで味の広がりがないため醤油やポン酢を多めにつけがちだが、これは醤油と生姜をちょっとつけるだけでウマい。新型コロナの影響かは完全にはわからなかったが、確かに例年より美味しく感じられた。

飲食店も客足が離れ困っているところがあるが、漁師も魚が売れなくて困っているだろう。なるべく消費者が意識して、購入し食べてあげたいものである。

・合わせて読みたい→新型コロナ禍でいま香川以外で食べられない『一鶴の骨付鳥』の味を鳥もも肉で再現

（取材・文／しらべぇ編集部・熊田熊男）