新型コロナウイルス余波で「ライブ配信市場」に大異変 「需給バランスが崩壊」

新型コロナウイルス拡大で、配信サービスをおこなうタレントのプロダクション会社は順調だ。

自宅
(KatarzynaBialasiewicz/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

新型コロナウイルス感染拡大を受け、緊急事態宣言は全国に拡大された。イベントは中止、飲食店は営業を自粛するなど、経済への影響が出ている中、「ライブ配信市場」は順調に伸びているという。



 

■配信希望者が倍増

「面談希望者はコロナ前より増加しています。コロナ前は月に10人くらいだったのが、今では週160人くらいに。好調です」と話すのは、「17 Live」などのサービス上に配信するタレントが所属する、とあるプロダクション会社の代表。

芸能界を目指す、20代を中心とした女性が同社に所属し、各配信サービスで生配信をおこなう。通称「ライバー」と呼ばれるタレントたちだ。その所属にあたっては通常の芸能人同様、代表との面談があるが、その希望者数はコロナ拡大後に倍増しているという。


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■時給制と課金で支えられているタレント

タレントは配信中、リスナーコミュニケーションをとることはもちろん、歌うこともあれば、ピアノやバイオリンの演奏などを披露することもあり、多岐にわたり配信活動をおこなう。収入は、配信時間による時給制と、視聴者からの課金(通称“投げ銭”)で支えられている。

「タレントの収入は、15~20万円が平均かと思います。30万いったらすごいほうで、中には1か月で150万円のギャラをもらえている子もいますよ」と前出のプロダクション代表。


■コロナ影響も…

だがコロナ影響で、タレントの収入に変化が生じてきた。経済の低迷による節約志向から、課金する人が減少。一方、外出自粛によるイベントなどの中止で空き時間が増え、「自宅でできる仕事」としてライバーに興味を抱く人は増加。前述の通り、ライバーを目指したいという希望者が増加し、「需要と供給のバランス崩壊」(プロダクション代表)が始まっている。

「会社自体は好調ですが、個々のタレントは課金が減って収入が少なくなった子もいます。配信内容は悪くなくても、今まで稼いできた人が新規タレントの増加に負けてしまっているんです」

まさに群雄割拠。そんな新陳代謝のほか、ライバルプロダクション同士の引き抜き合戦も始まっているといい、新型コロナウイルスの影響はここにも表面化してきていた。

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(文/しらべぇ編集部・しらべぇ編集部

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