都内公園や首都圏観光地が週末激混みと話題 行政は「もはや個人のモラルの問題」
緊急事態宣言が出ているにも関わらず首都圏の公園・観光地が、激混みした実態とは…
新型コロナ感染拡大に伴い、日本全国に緊急事態宣言が出された初の週末。SNSでは、首都圏の観光地や公園が、激混みだったと話題になっている。しらべぇ取材班は、管轄する行政などから話を聞いた。
■公園封鎖は考えていない
SNS上には、都内の世田谷公園などが、人でごったがいする様子の写真が投稿されている。こういった場所に出かけた人たちからは、「不要不急の外出自粛は、平日だけだと思っていた」との声もあがっている。
世田谷区内の公園を管理する世田谷区役所公園緑地課は、「区内に600ある公園を封鎖することは考えていない。また、警備員を配置し規制することは、費用的に難しい」と話す。
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■神奈川県内の公園には大量の路上駐車
神奈川県三浦市にある県立城ヶ島公園の路上にも、首都圏ナンバーの車が溢れた。三浦市は、駐車場の閉鎖を県に要望し、17日から封鎖された。しかし、週末は、400台以上が訪れたとみられ、全体の約4割が都内などの県外ナンバーだという。
市の担当者は、「あくまで私見となるが、こうなるともはや個人のモラルの問題だ」と話す。島民からは、「他人への迷惑を考えてほしい」といった声があがっている。
城ヶ島に渡る唯一の道路・城ヶ島大橋の封鎖について、県の担当者は、「島民や漁業関係者の生活道路でもあり、封鎖は困難」と話す。通行許可証を発行し、許可制にすることついては、「どの範囲の人まで渡すかという問題が発生し、これも難しい」と語った。
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■町としての対策はすべて実施済み
茨城県大洗町では、海岸の砂浜を四輪駆動車が暴走する事案が発生。大洗町役場の担当者は、「町内の駐車場は閉鎖し、海岸砂浜にも立ち入りできないようにしている」と話す。
また、「大洗マリンタワーは、10日から、アクアワールド大洗は、11日から臨時休館となっている」とし、「町としてできる対策は、すべて実施済み」と述べた。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)