カズレーザー、10万円給付金の使い方に私見 「辞退する人」に疑問も
『とくダネ!』メイプル超合金・カズレーザーが、「1人に一律10万円給付」の使いみちや、寄付について私見を述べた。
お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーが21日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)に出演。総務省が20日に発表した、1人に10万円を現金給付する制度について、私見を述べた。
■10万円の使いみちに私見
番組では、10万円給付について「もらう・もらわない派」の意見を紹介。生活に困っており、一刻も早い給付を待つ声が上がる一方で、「収入は減っていないので辞退する」「年金の支給があるのでもらわない」「私は困っていないので10万円は困っている人に使ってほしい」と辞退を希望する声もあがっている。
この声について、カズレーザーは「それは各々の判断だと思います」と理解を示したうえで、「どうなんですかね、辞退することによって別に政府側、自治体側の作業量が変化しないんであれば、黙って(10万円を)もらって各々で使いみちを判断したらいいんじゃないかな」と疑問を呈した。
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■「もらって寄付」の流れも…
また、番組では10万円を寄付するというタレントたちのツイートを紹介。ロンドンブーツ1号2号・田村淳の「僕は遠慮なく受け取ります。そして医療事業者のために尽力している然るべき場所へ寄付したい」という発言や、たむらけんじの「10万円がなくても踏ん張れる皆さんを集めて『10万円基金』みたいなん作られへんかな」というツイートを取り上げた。
このツイートに対し、大阪府の吉村洋文知事が「医療事業者に向けた寄付の基金を今月末に作ります」と発言したり、大阪市の松井一郎市長も「大阪府が基金を作る」と返したりと、寄付の流れも生まれている。
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■「このタイミングの寄付じゃなくてもいい」
これを受け、カズレーザーは「このタイミングの寄付じゃなくてもいい」とし、「我々ができる医療への貢献は人的リソースを提供できずお金しかないと思うので、クラウドファンディングなどでもっとアピールしていただければ我々も今すぐ寄付できますから」と発言。
「10万円もらわずに先に寄付することもできますので、我々に声が届いたらいいと思いますし、我々ももっと自分から能動的に探しに行かなきゃいけないと思いますね」と話した。
「10万円をもらう・もらわない」の判断は各々に任せた上で、いまできることなどを淡々と話したカズレーザー。SNS上では「ほんとそれ!」「配慮しながらしっかり意見述べてる感が伝わってくる」「『個人が判断すればいい』って言ってたのが良かった」と反響が寄せられている。
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(文/しらべぇ編集部・二宮 新一)