アマビエに続き『赤べこ伝説』が話題 「悪い病気を退散させる」との言い伝えも

アマビエに続く疾病よけの「赤べこ伝説」とは。その真相を追った。

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2020/04/22 08:40

赤べこ
(写真提供:会津若松観光ビューロー)

「疫病を鎮静化する」と伝えられる熊本ゆかりの妖怪・アマビエが話題となったが、新たに「赤べこ伝説」がSNS上で、反響を呼んでいる。しらべぇ取材班は、この伝説を追った。



 

■病気の子供に赤べこを贈ったところ

ゆらゆらゆれる首に愛らしい顔立ちの赤べこは、福島県会津地方の民芸品の代表格。「べこ」とは牛のことで、今から約400年前、会津の殿様だった蒲生氏郷(がもううじさと)が、職人を呼び寄せ作ったのが始まりといわれている。

会津若松市史によると、昔、会津地方で悪性の疱瘡(ほうそう)が流行したときに、病気の子供に赤べこを贈ったところ、たちまち快癒したという。「赤色には強い呪術力があり、悪い病気を退散させる」という民間信仰がある。

そんな歴史から赤べこは、疾病よけの信仰玩具として珍重されるようになり、現在でも縁起をかついで、子供の誕生祝いや病気見舞いとして贈る人も多い。


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■赤べこ護符を限定配布中

そんな中、会津磐梯山のふもとに位置し、初代會津藩主保科正之公を祀る土津(はにつ)神社は、新型コロナウイルスの終息を願って、赤べこの護符を作成した。

神社で配布すると、人が殺到し、3密になり、感染拡大となることを懸念し、今回はダウンロード限定となっている。


■もう一つの赤べこ伝説

福島県柳津町役場によると、もう一つの赤べこ伝説があるという。1611年に会津地方を襲った大地震で、虚空藏堂をはじめ僧舎・民家が倒壊し柳津町も大被害を受けた。

震災後の1617年に初めて、虚空藏堂(本堂)は現在の厳上に建てられたが、本堂再建のため大材を厳上に運ぶのに大変困り果てていた。

そんなとき、どこからともなく力強そうな赤毛の牛の群れが現れ、大材運搬に苦労していた黒毛の牛を助け、見事虚空藏堂(本堂)を建てることができたとのこと。

なお、福島県内の新型コロナ感染者は、20日現在64人で、福島市・郡山市・いわき市などで発生しているが、会津地方では感染者が出ていない。

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(文/しらべぇ編集部・おのっち

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