岡山『ファンタジスタ』の閃きが全国のゲーセンを救う 「本当に感謝」

他県からもファンが多い岡山県のゲーセン『ファンタジスタ』がコロナ対策として打ち出したのは…。

2020/04/23 05:45


 

■ファンタジスタの「光」

ファンタジスタ

話題が話題なだけに、暗い話が続いてしまった今回のインタビュー。しかし「ジスたん」の話題になると、店長も元気をとり戻し…。

店長:普段から「お客さんをびっくりさせたい、楽しんでほしい」ということを考えながらお店を運営しています。ジスたんを誕生させた経緯も「お客さんをびっくりさせて、面白がってほしい」というシンプルな考えからです。実はファンタジスタという店名にもその想いを込めて名付けたんです。ジスタって呼ばれるようになるのは意外でしたが…(笑)


毎年ジスたんの誕生日には楽しい発表ができるように用意しています。去年は地元・倉敷出身の声優である金元寿子さんにジスたんの声をあててもらってすごい反響ありましたね。今年はスマホゲーム『ブレイブファンタジア』にジスたんが実装されることを発表させて頂きました。


ゲームセンターに遊びに行きづらい状況になってしまいましたが、その分たくさんの人にブレファンを触ってもらってジスたんを傍らに置いてもらえたら嬉しいです。ジスたんがどんどん大きく成長してくれることが、お客さんをびっくりさせたり楽しんでもらう事にも繋がってるので、これからもジスたんは大切に育てていきたいと思っています。


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■全国のゲーセン支援を開始

大きな痛手を受けてしまったファンタジスタだが、現在は同店が音頭をとり、大阪府にあるオリジナルグッズ製作会社『いらすとぷらす』協力の元で、全国のゲーセンのチャリティキーホルダーを販売中

キーホルダー

販売までの経緯を聞いてみると、店長の優しい人柄がヒシヒシと感じられてきた。

店長:個人経営のゲームセンターさんやイベントでご一緒したゲームセンターさんとはよく情報交換をしているのですが、「どうも今回のコロナはただごとではないぞ…」「このままではたくさんのゲーセンが閉店してしまうのでは」という危機感がずっとありました。


うちもそうですが、3月下旬には多くのゲームセンターがさまざまな手段で支援を募るようになり、私に何かできることはないだろうか、と考え、はっと思いついたのが今回のチャリティキーホルダー企画です。たくさんの店舗が参加してくださって、企画に対してお礼の言葉なども頂いたりするのですが、僕が2002年にこの業界に飛び込んでから、業界の先輩がたに何度も助けられてきましたし、今も助けてもらってます。


それを思えばまだまだ返し切れないほどの恩を受けていると感じているので、少しでも役に立てたのならば、こんなに嬉しいことは他にないですね。

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