ローソン店頭で見かけた「謎ポスター」 じつはコロナ感染防止の秘密兵器

新型コロナウイルス拡大につながる「三密」を防ぐため、ローソンは、店内入口付近にあるポスターの掲出を始めた。

2020/04/24 07:00

ローソン

新型コロナウイルス拡大につながる「三密」を防ぐため、大手コンビニエンスチェーンであるローソンは、店舗の店頭、または店内入口付近に、円グラフが描かれたポスターの掲出を始めた。

このグラフはその店舗の混雑時間を分析したもので、ローソンによれば「来店時間の分散」を促すのが目的だという。



 

■比較的混雑する時間帯

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都内の駅ナカに出店しているナチュラルローソンのとある店舗には、店内入ってすぐの場所に円グラフが目立つポスターが。

それによれば午前7時から9時までが「比較的混雑する時間帯」と図示され、「お客様に安心してお買い物頂けるよう、当店での混雑が少ない時間帯をご案内しています」と説明文が添えられていた。

レジ前の床には「待機位置」を示すマークが約1メートル間隔に貼られており、これらの取り組みで、来店者の三密空間が回避することを狙っている。


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■まだ未掲出の店舗も

先ほどの場所は近くに大学と病院があるため、朝の通勤ラッシュ時、店舗を出入りする客が極めて多いのが特徴。この時間帯以外は比較的穏やかな様子に変わるため、グラフ通り朝のピークを避ければ人と近接することが防げるというわけである。

ビジネス街やターミナル駅周辺の店舗と、住宅地周辺の店舗では、客入りのピークが違うのでグラフの形も異なる。試しに住宅地の真ん中にローソンに行って比較しようとしたが、残念ながらそのお店にポスターは見当たらなかった。

スタッフに声をかけると「申し訳ありません、まだ貼れていないんです。そもそも当店はお客様の利用時間に変化がなく…」と打ち明けてくれた上で、これから掲出作業をする予定だと説明してくれた。


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■過去の来店データから算出

ローソン公式HPによれば、「店舗ごとに過去一週間のお客様のご来店データを分析し、<混雑が少ない時間帯>と<比較的混雑する時間帯>に区別」したのが今回の円グラフであり、データの裏付けがしっかりあるものだと解説。

今後はポスター以外に、スマホなどから店舗の混雑している時間帯を確認できるシステムをスタートさせる予定。店員との接触を避けるためセルフレジも増強するなど、安全でスムーズな店内環境をつくるため着々と改革を進めている。

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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤

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