中国料理を回転テーブルで食べる理由は? 意外なルーツにチコちゃんが迫る

中国料理店にある回転テーブルのルーツをチコちゃんが紹介。意外にも中国発ではなかった。

2020/04/25 05:00

チコちゃん

24日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「なぜ中国料理は回転テーブルで食べるの」に注目が集まっている。中国料理といえば、回転テーブルで食べるのが一般的だが、そのルーツは中国でなく日本だった。



 

■回転テーブルは中国文化には合わない

気になるチコちゃんの回答は、「チップの習慣が日本に根づかなかったから」という。海外では、店員に接客代として支払うチップだが、回転テーブルと深い関係があるようだ。

中国では食事の際に座順が決まっており、1番偉い人が奥に座り、その右に2番目、左に3番目といったふうに座っていく。この席配置だと、回転テーブルを左右に動かさなければならないため、効率が悪いと解説。


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■チップが社会問題に

回転テーブルが生まれた要因は文明開化が一因であるという。明治時代になると、西洋を始め、様々な海外文化が流入。食文化やファッションは有名だが、サービスに対してお金を払うチップ文化もそのひとつ。

中国料理は大皿で出されるため、店員が小皿に取り分けるのが一般的だった。その際に店員にチップを払うのが通例だったようだ。しかし、当時はこのチップが社会問題となっていた。チップでお金がもらえているということで、店員に給料を払わない店が出始めたという。

飲食店はチップを前提とした経営を続けていたが、昭和恐慌で日本が不景気になったことを機に割高なチップに対し不満が爆発。新聞や雑誌でチップ廃止が叫ばれるようになり、地域によってはチップ禁止となる場所も。

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■チップ不要を売りにする店が登場
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