精巣に居すわり回復を遅らせる新型コロナウイルス 不妊の可能性を論じる学者も

新型コロナウイルスに感染すれば若者でも思わぬ影響がある、そんな意識と緊張感が必要だ。

社会

2020/04/26 10:30


 

■「女性はなぜ強い」に諸説

男性が重症化しやすい原因のひとつとして、喫煙率の高さを挙げる国は多い。そもそも喫煙によるDNAの突然変異はがんに関連する遺伝子の損傷にもつながるため、「コロナ禍」をきっかけに禁煙に挑戦する男性も増えているようだ。

そしてX染色体の数の差を唱える学者もいる。数百の遺伝病に関わる重要な遺伝子が多く並び、免疫力の強さにつながるX染色体。これを男性が1本しか持たないのに対し、女性は2本持っている。そのため「女性のほうが基本的に病気に強い」と従来から考えられてきた。


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■女性ホルモン説も

新型コロナウイルス感染症の重篤化を免れる女性が多いことについては、さらに「女性ホルモン説」の研究も進められている模様だ。

理由は、SARSが流行していた際のマウスを用いた実験で、卵巣を取り出したメスの死亡率がいっきに上昇していたこと。その頃から「女性ホルモンに何らかの作用」という説が唱えられるようになった。

ただし呼吸器疾患、糖尿病、高血圧、冠動脈疾患などがあると、男女を問わず重症化のハイリスク群となる。大切な家族を守るためにも、誰もが「絶対に感染しない」という心がけが必要だ。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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