「ロックダウン解除を」猛烈抗議の米男性 皮肉にも新型コロナで逝く

新型コロナウイルスで47,000人を超える死者が出ている米国。しかし、「感染なんて怖くない」と叫ぶ人々の姿が目立ってきた。

2020/04/26 17:20

デモ
(Tero Vesalainen/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)のパンデミックに、世界各地で人々はじっとロックダウン(都市封鎖)に耐えている。しかし今のアメリカで少しずつ目立ってきたのは、「ウイルスなんて怖くない。ロックダウンを解除しろ」などと叫ぶ人々の姿だ。



 

■ロックダウン抗議中に感染

米国オハイオ州のマリオン郡でここ1ヶ月にわたり、州知事に対して何度も「ロックダウンを解除せよ」と訴えていたジョン・マクダニエルさんという60歳の男性。

なんとも皮肉なことに、彼は2週間ほど前に新型コロナウイルス感染症に感染した。コロンバスの病院に入院するも重篤化し、今月15日に死亡。妻と2人の子供がいたという。


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■感染を恐れなかった男性

オハイオ州知事のマイク・デワイン氏のロックダウン宣言に対し、「すべての教育機関、バーやレストランが閉鎖だなんて、ふざけるな。そんなことを決める権限なんて、あるもんか」「病気になるのが怖いって、そんなに心配なら外出しなきゃいいだろ」「我々には好きに生きる権利がある。邪魔するな。この狂った状況、早くなんとかしてくれ」などと抗議していたマクダニエルさん。

ロックダウンがもたらす不自由さに耐えられなかったようだ。

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■苛立ちを爆発させる人々
アメリカストレスデモ抗議感染新型コロナウイルス不要不急の外出外出自粛都市封鎖
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