とんねるずが逆境にある理由とは  とんねるずは「お笑い」なのか

とんねるず石橋貴明のテレビでの存在感が失われている理由を、時代環境や芸能界の立ち位置という客観構造要因から分析。

エンタメ

2020/04/27 10:00


 

■情報バラエティの時代

現在のTVは、お笑いバラエティより情報バラエティの時代だ。バラエティを観ていても何か役に立つような情報があるとよい。VTRにはあまり頼らないものの、その流れに乗り、つくられた番組がまさに『たいむとんねる』であった。

こうした番組の代表MCが所ジョージだ。所は今、新番組をさらに増やして、地上波主要全局で番組を持っている。ゆえに『たいむとんねる』の方向性は合っていたのだ。実際、作詞家松本隆の特集など、当番組は評判を上げていた。

新しい石橋を芸能界で見せていく過渡期であったのだ。しかし、現在フジは視聴を全体的に避けられがちだ。石橋の弱点はフジという部分にもあった。


関連記事:10年ぶり復活のアンタ・ザキヤマ、解散危機を振り返る 「踏みとどまったのは…」

 

■とんねるずの今後

そんな石橋を尻目に木梨憲武は、早々に地上波レギュラーを捨て、これまでより自由に絵画や音楽の才能をも活かし遊撃的に活躍しているのだ。

しかし、石橋が地上波に君臨しなければ、木梨の活躍も漫画『幽☆遊☆白書』の戸愚呂兄弟の弟がいない兄のごとく、不安定に映る部分もある。

新番組は夜もより深くなり、よりディープなトークをすることが期待できるだろう。しかし、この時間帯ではますます物足りない活躍。

昨今、ネットメディアの存在感は増している。すでに石橋はAbemaTVで特番を放送済みだが、石橋が真のお笑いの追求者としてネットメディアで活躍することも期待だ。

・合わせて読みたい→大久保佳代子&ぺえ、「肌キレイ」と褒める女に激怒 「死ねって思う」

(文/メディア評論家・宮室 信洋