『すみだ水族館』チンアナゴに起こった“緊急事態” 飼育スタッフが助け求める

すみだ水族館で人気の生き物「チンアナゴ」。しかし、休業中に人間のことを忘れてしまい…

2020/04/29 06:15

すみだ水族館
(©すみだ水族館)

東京スカイツリータウン内にある『すみだ水族館』。新型コロナウイルス感染拡大を受けて、現在は臨時休館中だが、そんな中「チンアナゴ」にある異変が起こったという。


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■人間のことを忘れ始める

その異変というのが、「人間の存在を忘れ始めている」というもの。臨時休業中で人がいない環境に慣れてしまったせいか、飼育スタッフが通りかかってもすぐに砂に潜って隠れてしまうとのこと。

これによって、飼育スタッフはチンアナゴが「元気かどうか」「痩せ細っていないか」「病気になっていないか」などの健康チェックができない他、「群れからはぐれていないか」などの確認が難しくなってしまったようだ。


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■緊急企画開催決定

そのため、「チンアナゴたちに人間の存在を忘れないでほしい」と考えたすみだ水族館は、「緊急開催! チンアナゴ顔見せ祭り!」と題した企画を5月3日~5日の間実施。

すみだ水族館
(©すみだ水族館)

手持ちのiPhoneやiPadのアプリからビデオ通話を繋ぎ、自宅から顔を見せることによって、チンアナゴに人間のことを思い出してもらおうと考えているそう。しかし、大声で叫ぶなどチンアナゴがビックリしてしまうような行為は控えるよう注意が必要だ。

すみだ水族館
(©すみだ水族館)

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■ファンからは温かい声援が

前代未聞の試みというだけに、「もしチンアナゴたちが1mmも顔を出さなかったらごめんなさい!」「諸々いろんなことがうまく行かない場合も許してください!」とお茶目にお願いするすみだ水族館。

この企画を知ったファンからは「本当にやること全てが愛おしいな」「もちろん助ける!」といった温かい声が届いている。


今回の緊急企画によって、無事チンアナゴは人間のことを思い出すことができるのだろうか。チンアナゴが臨時休業中も健康に過ごせるように、時間がある人はぜひ参加してほしい。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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