補正予算案に反対のれいわ新選組・山本代表 「GDPマイナス25%で自殺者列島へ」
れいわ新選組の反対で参院本会議では全会一致とはならなかった。その反対の理由とは…。
■補正を先に成立させるべきだった
反対する理由のひとつであるスピード感の欠如について山本代表は、「今日は4月30日、明日になれば5月1日。一体どれだけ時間がかかっているんだ。危機感のなさが補正予算をこれまで遅くになって通過させた」と話す。
れいわ新選組は2月後半に、衆議院で行われていた本予算審議を直ちに休止し、補正予算の編成と成立を求める申し入れを、与野党国対委員長宛に行った。なぜ止めるべきだったのだろうか。
山本代表は、「コロナにたいする予算が1円も入っていなかったから。これだけ感染が拡大し、多くの人が仕事を失ったり失いそうになったり、得られる利益が得られないという状況で、この先、間違いなく破綻していくことが予想される中で、本予算の審理をいつも通りやっていくというのはあり得ない」と述べた。
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■都知事選には出馬せず
なお、質疑応答では、「都知事選が間近だが出るつもりはあるか」とも問われた山本代表。
テレビに連日のように出演し、都のCMにまで自分が出演した小池百合子都知事がその宣伝量から「圧勝でしょう」と述べ、自身が出ることについては慎重な反応だった。
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(取材・文/France10・及川健二)