遺体の確認ミスで他人を火葬 死んだはずの家族と再会した一家

意識不明の患者が目を覚まし、まさかのミスが発覚。とんでもない事態に発展し、病院が対応に追われている。

2020/05/02 17:20

遺灰
(Emilija Randjelovic/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの医療関係者が現場で奮闘している。そんな中、意識のない患者と死亡した患者を混同するミスが起きた。



 

■死亡の知らせ

エクアドル・グアヤキルで暮らすアルバ・マルリさん(74)が、高熱を出し呼吸困難を訴えた。

その症状から「新型コロナウイルスに感染した可能性がある」と判断され、緊急入院。ほどなくして集中治療室に入ったが病状は悪化し、ついには意識不明の重体に陥った。そして3週後の3月27日には病院スタッフが家族に連絡し、「アルバさんが亡くなりました」と伝えたという。


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■遺体を確認した家族

家族が遺体を確認するために病院に向かったものの、感染を予防するため離れた場所からしか見ることができなかった。

そのため顔はしっかりと確認できなかったが、髪や肌の色などから「アルバに間違いない」と証言。遺体は火葬場に送られ、遺灰が家族の元に返されたという。

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■まさかの目覚め
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