ガン発症の27歳息子は「よその子」 赤ちゃん取り違え発覚でショックの母親
産科でまれに起きてしまう赤ちゃん取り違え事件。足首に巻く名前のバンドはそのためだ。
目に入れても痛くないほど大切な息子が20代で難治のガンに侵され、打ちひしがれる母親。そんな彼女にさらなる悲劇が襲った。医師から「本当の親子ではない」と告げられてしまったのだ。
■医師から非情なガン宣告
中国の上海市に暮らすAbinさんという27歳の男性。彼は最近ひどい体調不良に見舞われ、上海中山医院を受診した。
検査の結果、末期の肝臓ガンに侵されていることが判明。Abinさんは医師から「肝移植しか助かる見込みはない」と告げられてしまった。
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■最愛の息子が…
Abinさんは、父Yaoさんと母Xuさんの最愛の息子だった。Xuさんは自分の肝臓を息子に提供するため、迷うことなくドナーになりたいと申し出たという。
だが血液検査を受けたところ、親子の血がつながっていないことが判明。ガンの告知に続く大変なショックですっかり打ちのめされてしまったXuさんだが、Abinさんが誕生した河南省開封市の河南大学淮河医院に連絡し、事実の確認を求めた。