新型コロナ報道で注目されたふかわりょうの提言 意見を押しつぶす空気の問題とは

『ひるおび!』でのふかわりょうのメディア批判のコメントからはじめ、ワイドショーがどのような影響力を持っているのかを分析。

2020/05/05 20:30


 

■現実は言葉によってつくられる

すなわちそれは、言葉を紡いで構成される社会的な人々の意識こそが現実をつくるという発想である。問題そのものが実際にあるというよりも、問題とは「何が問題と考えるか」によってつくられるということだ。

実際に新型コロナは日本でも昨年末からある程度蔓延していたのではないかとも言われている。新型コロナ問題は2月頃から騒がれたが、それまでは今とは全く違う日常が営まれていたし、新型コロナに罹っていたとしてもただの風邪として扱われていたことになるのだ。


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■マスコミという最強権力

新型コロナ問題に限らず、あらゆる問題がワイドショーでとりあげられるかどうかに大きく影響を受ける。その影響力は政府をも動かすわけで最も強大な権力と言っても過言でない。だからこそ現在はSNSの存在が重要で、最強の権力たるマスコミに対し抵抗できる重要な権力となる。

SNSでは新型コロナに対しても様々な主張や議論がなされている一方で、緊急事態宣言が出された後からはテレビ報道では一気に新型コロナに対し深刻な報道へと一変し、議論の多様さは失われた。

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■報道言論の暴走化
マスコミ戦争ふかわりょうワイドショー恵俊彰ひるおび新型コロナウイルス緊急事態宣言特定警戒都道府県非国民戦時下恐怖報道
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