新型コロナ『自粛警察』が全国各地で活発化 「強制力がないからこうなる」との声も
新型コロナ緊急事態宣言下で、自粛を求める自警団活動が活発化。その実態とは…
■あちこちの店に張り紙が
投稿者の帽子屋さんによると、先月28日午前8時頃、JR大森駅近くにある居酒屋で見かけたという。24日に通りかかったときにも、この張り紙を見かけたとのこと。
コロナの影響として何より恐ろしいのが、こうして営業を続ける方向に舵取りした飲食店に対して、陰湿な嫌がらせするメンタルが生み出されてしまっている所。
心がすさみきってるなぁって感じさせられる。
ここ、経営者は変わったものの「吉田類の酒場放浪記」にも出た老舗なんだけどな… pic.twitter.com/tIargBmOrD— いかれ帽子屋の屑人間 (@kuzu_ningen) April 26, 2020
24日の夕方には当該店舗が店を開けていたのを確認したそうだが、 いつ貼られたかは分からないそう。この店は、「吉田類の酒場放浪記」で紹介されたことがある老舗だそうだ。しらべぇ取材班は、他にもこのような張り紙がされている投稿を多数確認済み。
投稿者は、「貼り方などに若干の違和感を感じてはいるものの、コロナウイルスへの恐怖があらゆる要因によってより不安を膨らませ、人の心にさまざなな悪影響を及ぼしてるこの状況が悲しい」と率直な気持ちを語った。
また、「もうちょっとだけでいいから、他人の事情に配慮できる余裕ある心を持ちたいものだ」と述べている。
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■日本赤十字社も異例の呼びかけ
最後に、帽子屋さんは、日本赤十字社が公開しているこんな動画を紹介してくれた。
「恐怖に振り回されずに、正しく知り、正しく恐れて、今日、わたしたちにできることをそれぞれの場所で。」
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)