電車内に突如貼られた「手書きポスター」 読んだ乗客はみな感激
東急線の駅構内や車両内に、駅長や乗務区長の手書きポスターが張り出され、話題になっている。
新型コロナウイルスで公共交通機関の利用者が減少する中、東京と神奈川を結ぶ大手私鉄「東急電鉄」(東急)の駅構内や車両内に、駅長や乗務区長の手書きポスターが張り出され、話題になっている。
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■「共にこの難局を乗り越え…」
ゴールデンウィーク終盤の6日、蒲田駅と多摩川駅を結ぶ「東急多摩川線」に乗車すると、運転席の窓に1枚のポスターが貼られていた。ポスターには、当路線と池上線を管轄する「雪が谷大塚乗務区 区長」の名が添えられている。
「今は厳しい状況ではありますが、やむを得ず外出が必要なお客さまのために、私たちも運行を確保出来るよう感染防止に努めております」と現況がつづられた上で、「決して一人ではないので、共にこの難局を乗り越えて行きましょう」と熱いメッセージが記されている。
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■五反田駅長も乗客にメッセージ
また、要衝駅である旗の台駅では、そこを通る池上線の終着点である五反田駅長のメッセージが記されたポスターが掲出。
「新型コロナウイルスの不安を誰もが抱える中、電車に乗り働く池上線のお客さまを五反田駅はいつも笑顔でお迎えし、頑張っている皆様を心から応援しています」とのこと。
「いつもご利用いただく皆様の玄関駅からエールを込めて おはようございます。お気をつけて行ってらっしゃいませ。今日もお仕事お疲れさまでした。お帰りなさいませ。」と真心込めた挨拶でまとめられていた。
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■ネットでも話題に
東急の公式HPによると、掲出されたポスターは合計4種。主要駅である蒲田駅長、田園調布駅長のバージョンも貼られているという。いずれも安全運転に努めていることに加え、新型コロナウイルスに打ち勝とうというメッセージが込められている。
張り出されているのは池上線と東急多摩川線の車両内運転席と、一部駅の掲示スペース。
ネット上ではこのポスターに気がついたユーザーからコメントがあり、「鉄道も人間が動かしてるんだよなぁ…としみじみ」「駅員の皆様の気持ちがとても伝わってくる」「大事なライフライン、大変でしょうけど頑張って下さい」と感激した様子を見せていた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)