横須賀市が収入減学生に約1000食分の食料支援 「あと1食分しかなかったから助かった」
新型コロナのバイト減で生活困窮の学生を支援したい。担当職員の想いとは…
■自己申告で7日分の食事を提供
対象は、市内にキャンパスを置く、県立保健福祉大と神奈川歯科大、同短期大学部の学生及び市内の専門学校3校の学生たち。あくまで下宿生が支援対象となり、横須賀市内や逗子市など近隣に住む学生も対象となる。
学生証を持参し、窓口で「バイトや仕送りが減った」と自己申告すれば、3食×7日分計21食が無償提供される。
市内に通う学生数は、約1,200名と推定されており、県立保健福祉大生約1,000名の3割が下宿生だという。県立保健福祉大は、女子学生の割合が高いが、現在市内のバイトは深夜働くものしかなく、非常に厳しい状況とのこと。留学生の中には、祖国からの送金がストップしている学生もいる。
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■短期間に多くの学生が
7日から支給が始まり、8日午前10時半までに、42名の学生が訪れたが、59名分までの用意はあるそう。訪れた学生の一人は、「あと1食分しか余裕がなかったので、大変助かった」と述べて帰って行った。
最後に、北見氏は、「今後もこの取り組みを続けたいので、是非市民の皆さんに余っているもので、保存が効き、賞味期限が1ヶ月以上あるものを、ご寄付いただきたい」と述べた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)