山中伸弥教授が推奨の「バフ」がジョギング初心者にはオススメできない理由
山中伸弥教授が推奨したバフ。ランニングエチケットとして注目されるが、初心者には少々オススメできない?
ランニング・ジョギング時のエチケットとして、にわかに注目を集めている「バフ」。スペイン発のアウトドアブランド「Buff」が展開する商品の俗称で、縫い目のないチューブ型のネックウェアのことを指す。
京都大学の山中伸弥教授がYouTubeにて、コロナ禍のランニングエチケットとして紹介したことで一躍話題になったが、ジョギング歴15年で大会にも定期的に参加する記者が購入し、実際に装着して走ってみたところ、正直初心者にはオススメできないと感じた。
■装着した感想は?
装着してみると、予想より素材がとても薄く、その伸縮性に驚く。
普段、筆者はネックウェアをつけないため若干いつもと違う感じはあるものの、圧迫感は皆無で、素材のおかげか部屋の中で着用している分には、ひんやりと涼しくすら感じられるほどだった。
関連記事:「ランナー大量発生」と指摘された都内人気スポット 週末の実態は…
■マスクより断然呼吸しやすい
装着したまま試しに10キロ程度走ってみると、いくつかのメリットを感じることができた。
まず息のしやすさ。もちろん何もつけないときよりは負荷はかかるものの、その薄さのおかげか、マスクをつけてのランニングと比べればかなり呼吸が楽だったのだ。
息を吸うたび、バフが口元に向かって少し動く……と表現すれば、マスクランニングに慣れている人には、その素材の伸縮性が伝わるかもしれない。