お産介助で新生児の命を救った警備員 「俺がなんとかしてみせる」と激励
病院を訪れる患者の対応に追われていた警備員が、出産の瞬間を迎えた女性の力に。生まれた赤ちゃんの命も見事に救った。

「赤ちゃんの頭が出かけています!」と焦る妊婦さんを「任せろ!」と励まし、お産を介助した頼もしい警備員。どうにか赤ちゃんが生まれ警備員はホッとしたが、その瞬間、またしてもピンチが…。
■助けを求められた警備員
4月25日のこと、米国・フロリダ州の病院で警備員として働くフィリップ・カリルさんは、病院のメインエントランス付近にてスタンバイ。すべての来院者に声をかけ、「新型コロナウイルスに感染している兆候はありませんか」と確認していたという。
そこに車でやって来たある男性は明らかにパニック状態で、車から飛び出すなりカリルさんの元へ。「大変だ」「妻を助けてほしい」と声をかけた。
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■「生まれる」と叫んだカップル
カリルさんに声をかけた男性は、「赤ちゃんが生まれそうなんだ」と絶叫。これを聞いたカリルさんは「ではすぐに車椅子を用意しましょう」と返したが、焦った様子の男性は「ダメだ、間に合わない」「もう赤ちゃんは生まれかけているんだから」と必死に説明した。
驚いたカリルさんは無線で看護師に連絡しながら車に向かい、男性の妻である女性の介助を開始。いいタイミングで力みを促すカリルさんのおかげで、女性はどうにか出産を終えた。しかしあることに気づき、女性は真っ青になったという。