養子への虐待癖が止まらない鬼母 少年に首輪をはめナイフで切りつけ逮捕
愛することができないのに、なぜ4人もの養子を迎えていたのだろうか。
■夫が出かけると態度が豹変
夫が仕事に出かけた途端に、子供たちへの態度が豹変していたパトリシア。気に食わないことがあればA君をムチで叩き、野球のバットで殴り、ペンチで歯をつぶしてもぎ取っていた。
A君の腕、背中、頭部をナイフで切りつけたことで、ついに逮捕となったパトリシアだが、大量の出血とともに地面に倒れたA君の首を踏みつけた形相は、虐待や暴力を楽しむ鬼畜そのものだったという。
パトリシアの身柄はサンタローザ郡拘置所に送られたが、保釈保証金の設定はなされていない。逮捕に当たった郡保安官事務所は、「ここまで子供に残虐なことをする母親を見たことがない」と述べている。
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■養子縁組の事前調査は慎重に
子供たちは現在、児童家庭サービス局の保護下にある。だが彼らの心に植え付けられた強い不安、恐怖、苦痛は想像を絶するもので、これから長期にわたる精神面でのケアが必要だ。
子供たちを粗末に扱わず、きちんと養育してくれるようにとの願いから、アメリカでは里親になると連邦および州政府による特別な税控除や補助金の制度を利用できるほか、低利子でローンを組めるなどのメリットがある。
パトリシアにとって、「養子を迎える魅力」はその恩恵だけだったのだろう。こうした事件が起きるたびに「養子縁組を行う前の調査、面接など、審査をより厳しく」との声が上がっている。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)