西鉄のバスがファインプレー? 撮影者は「思わずナイスと叫んでしまった」

西鉄バスのサッカーボール・ファインプレーの真相を本社に聞いた

2020/05/19 09:00


西鉄バス・ファインプレー
(画像提供:ひょうまさん)

運転技術の高さが評判の西鉄。そのバスのファインプレー動画が、今SNS上で話題を呼んでいる。しらべぇ取材班は、その決定的瞬間を捉えた撮影者と西鉄バスから話を聞いた。



■軽く当たってボールが転がる様子が

投稿者のひょうまさんは、13日の午後7時ごろに福岡市内で、この動画を撮影したという。前に停まっていた軽自動車が動いて、前方が見えたときに、サッカーボールが転がっていたそう。

どうやらずっとそこにあったようで、「ほかの車が踏んだりしないかなあと思っていた」と話す。そんな時、路線から考えるとそのまままっすぐ行くはずのバスが大きく迂回し始めた。

「まさか」と思い見ていたら、軽く当ててゆっくりと路肩にボールを転がしたので、画像の通り思わず「ナイス!」と叫んでしまったとひょうまさん。


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■「偶然当たってしまった」と運転手

西鉄本社広報は、しらべぇ編集部の取材に対して、「この動画を確認し、運転手に聞いたところ、『ボールを避けようとしてたまたま偶然当たってしまった』と話している」との回答があった。

西日本鉄道は、バス運転手の技術や安全の意識を高めようと、福岡県大野城市の西鉄バス部門研修センターで、ドライバーズコンテストを開いている。2019年11月には初めて他のバス会社の乗務員も招いたが、業界が連携して運転技術のレベルアップを目指しているという。


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■バス運転手不足対策も

2019年で9回目を数えるコンテストは「一般路線バス」「高速・貸し切りバス」など4部門に分かれて、制限時間内の運転の正確さを競った。バスはS字や直角に曲がった狭い道を、切り返しながら前進。

運転手はコース脇にずらりと並んだペットボトルを倒さないように、運転席の窓から何度も外を見て確認し、技術を競い合った。

西鉄グループ全体では、約4千人のバス運転手がいるが、運転手の待遇改善に加え、2015年には高卒者を採用し、3年以上かけて運転手を育成するなど、バス運転手不足対策にも取り組んでいる。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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