町役場・田んぼ・駅舎などが芸術作品に 青森県で話題の「アートな村」に聞いた

青森県の小さな村が、今、アートすぎると話題に。その驚愕の中身とは…

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2020/05/20 10:40

田舎館村役場
(写真提供:田舎館村役場)

太宰治や棟方志功を生んだ青森県。そんな青森県のとある村が、「芸術的すぎる」と、今、SNS上で、話題となっている。しらべぇ取材班は、役場や地元で活躍するアーティストから詳しく話を聞いた。


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■江戸時代の城主の想いをついでいる

青森県南津軽郡田舎館村は、人口約7700人の小さな村だが、まず役場建物に度肝を抜かれる。江戸時代にこの地域を治めていた、城主の城をイメージして建てられた。

残念ながら、滅ぼされた城主であるため、その想いをこの役場がついでいるそうだ。また、全国で最初に始めた田んぼアートもお見事。

田んぼアート
(写真提供:田舎館村役場)

2019年でスタートから27年目を迎えたが、今年は新型コロナの影響で中止になった。色が黄色や紫などになる古代米の稲を、7色10種類使い分けて植えられている。

稲を植える際には、測量技術を用いて、ラインを引いて行われているそうだ。例年6月中旬から稲が色づき始めて、8月上旬ごろに見頃をむかえる。


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■地元の子供たちがワクワクする駅舎に

この村の駅舎もまたアート作品となっている。地元出身で4年前にこの地に戻ってきた、世界的アーティストGOMA氏が、駅舎内のデザインを手掛けた。

駅舎の周辺地域で、幼少時代を過ごしたこともあり、今度は「地元の子供たちがワクワクするような駅舎を作りたい」という想いがずっとあったそうだ。

5月3日の駅舎掃除から始めて、駅舎内を白のキャンバスに仕上げることに丸1日かけた。さらに、アート作品を完成させるために、9日間を要した。天井の目は、子供の成長や安全を見守ること、また千手観音のような手は、地元住民を優しく包み込むことをイメージしているという。


■世界を股にかけ活躍中

GOMA氏は、保育園の先生を経験後、美大に進み、学生時代からアーティスト活動を始めた。その後、国連とコラボした展示会を開催したり、世界を股にかけて活動中で、アップルアワード2017では世界第二位を獲得。

また、青森ねぶた祭でもデザインを手掛けており、その作品は、東京都の富岡八幡宮に現在寄贈されている。

富岡八幡宮絵馬
(写真提供:GOMA)

さらに、この神社の絵馬12年間プロデュースも進行中で、毎年31日は、一日がかりで絵馬のデザインを完成させているそうだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・おのっち

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