賭け麻雀疑惑で炎上の黒川弘務検事長 なぜ雀荘は営業できるのか弁護士に聞いた

『文春オンライン』が20日に報じた、東京高検の黒川弘務検事長の「賭けマージャン疑惑」が話題。賭けマージャンは賭博罪に該当する?

2020/05/21 05:30


 

■「雀荘での麻雀」はなぜ実質セーフ?

阪口弁護士に今回の報道について聞くと、「黒川氏がお金を賭けて麻雀をしていた事実が認められるのであれば、理論上は賭博罪に該当しますので、罪に問われる可能性があります」と話した。

しかし、賭博あたるはずの賭け麻雀だが、雀荘では当たり前のように行なわれており逮捕に至るのはかなり稀と言われている。

しらべぇ編集部の過去の調査でも、麻雀経験者の4割が「金を賭けたことがある」と回答しており、今回の報道に対してSNS上でも「雀荘がセーフなのはなぜ?」といった疑問の声があがっている。


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■逮捕・起訴は別問題

こういった疑問について、阪口弁護士は「賭け麻雀が賭博罪に該当することと、実際に逮捕・起訴されるのとは別問題」とコメント。

「警察や検察としても、どのような麻雀でもすべてを捕まえようとしているわけではありません。雀荘で行われている社会通念上相当と考えられる範囲内の麻雀であれば、逮捕・起訴までされる可能性は高くなく、雀荘が営業できるというわけです」と話した。

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(取材・文/しらべぇ編集部・二宮 新一 取材協力/レイ法律事務所・阪口采香弁護士)

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