「かるたの甲子園」初の中止を受けて 高校生オンライン大会の計画が発表

漫画『ちはやふる』でも描かれた高校生の競技かるた選手権が新型コロナウイルスの影響で中止に。オンライン大会を模索する動きも。

2020/05/26 12:00



■発起人に聞いた

しらべぇ取材班は、プロジェクトの発起人である西崎さんに話を聞いた。

西崎:新型コロナの影響で、3月以降の全てのかるた大会が中止となっています。 競技かるた選手である高校生にとって夏は、近江神宮の高校生選手権、高総文祭、職域大会と団体戦祭りであったはずなのに、ことごとく中止になりそうな状況です(25日時点で職域大会は未定)。


競技かるたONLINEは、石川県のBeta Computing社が開発された、競技かるたの再現をイメージしたアプリケーションです。アプリケーションであるため、当然ながら日本の伝統文化である対面形式の競技かるたとは大きく異なりますが、高校生たちがかるたに関連する思い出を1つでも多く作る一助になれたらと思い、この大会を企画しました。


団体戦を予定しているのは、少しでもチームメンバーとの絆を感じる時間を作れないか、という想いからです。


アプリケーションの特性上、試合中に仲間に声掛けをするようなことは難しいかもしれませんが、ZoomやSlackといったコミュニケーションツールを使い、少しでも団体戦らしさを出せないか、また全国の高校生同士が交流しやすい場を作れないか、運営メンバーにて日々協議しています。


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■8校以上の参加で開催

競技かるたオンライン大会

大会は、7月下旬〜8月上旬に開催予定。8校以上の参加希望が集まれば実施する予定とのことで、6月5日を回答期限に第一弾調査を行っている。

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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト

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