洗濯物「生乾き」の匂いの仕組みをチコちゃんが解説 実用的な対策の紹介も
『チコちゃんに叱られる』で生乾きの匂いの原因と対処法を紹介し、話題となっている。
29日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「洗濯物の生乾きの匂いってなに?」が話題となっている。
部屋干しの後、気になる生乾きの匂い。1度匂いがし始めると洗濯しても落ちないため、悩んでいる人も多いのではないだろうか。チコちゃんが生乾きの匂いの秘密とその対処法について教えてくれた。
■「菌のフンの匂い」
チコちゃんの気になる回答は「菌のフンの匂い」だという。解明されたのはつい最近の出来事のようだ。生乾きの匂いを作るのは、キッチンや風呂場に多く繁殖する細菌の一種である「モラクセラ菌」と紹介。
しかし、この菌自体が匂いを発するのではない。服に付着したモラクセラ菌はタンパク質や脂質、湿気、温度といった環境が整うと一気に増殖し、活動も活発となる。
そうするとフンのような分泌物を身体から発生させるようになる。この分泌物が匂いの原因となっているようだ。洗濯をしても服に付着し、塊となってしまったモラクセラ菌は増殖と分泌を繰り返すため、匂いが消えないのだと解説した。
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■匂いを消すには加熱
続けて、生乾きの匂い対策を紹介。まずは「こまめに洗濯をして、風通しがいい場所で太陽に当てて干すこと」が大事だという。モラクセラ菌がそもそも増えないようにすることが1番大切とした。
しかし、これから日本は梅雨の時期。日が出ていない日も多く、満足に洗濯物を干せないということもあるだろう。この菌は60℃以上の熱で加熱すると死滅する。60℃以上の熱湯で12分以上服を温めた後、洗濯すると無臭になるようだ。
また、60℃に満たない熱湯でも、酸素系漂白剤に浸けて30分ほど漬け置きしておくのも効果的だという。
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■熱湯が面倒な人は…
熱湯で温めるのが面倒くさいという人は脱水した後、アイロンがけする方法も紹介。濡れた状態でアイロンがけを行うことで、モラクセラ菌が増殖する前に死滅させられる。
番組では、アイロンをかけるのすら面倒という人にコインランドリーの乾燥機を紹介。家庭用の乾燥機は50℃~60℃で菌を死滅させられない。
しかし、ガスの力を使って熱風を発生させるコインランドリーの乾燥機は、服を60℃以上まで温めるため、殺菌できる。これからの季節、生乾きの匂いで悩むことも多いだろう。チコちゃんが教えてくれた対処法を使っていきたい。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)