発泡ウレタンスプレーを口に吹き込み我が子を惨殺 ナルシストの父親に終身刑
思いやりに欠け、常に自己中心的で暴力的だった男。専門家の判断は「著しい攻撃性を持つ自己愛性人格障害(ナルシスト)」というものだった。
■妻への激しい憎しみ
発砲ウレタンで窒息した子供たちをベッドに押し込んだローレンは、数時間後に迎えに来た妻に「子供たちも寝てしまったし、今日はこのまま帰ってほしい」と告げた。
2人は激しい口論になり、マリエタさんはカッとなったローレンに石で殴られたが、厚いカツラがクッションになり命拾い。さらに首を絞められたものの、目撃者が現れ九死に一生を得ていた。
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■自己愛性人格障害と攻撃性
ローレンは犯行の動機について、「自分を捨てた妻に腹が立って復讐したくなり、妻が可愛がっていた子供たちの命を奪ってやった」などと話していた。
精神鑑定を担当した心理学者は、「自己愛性人格障害(ナルシスト)で攻撃的。著しい共感の欠如が認められるものの、被告の刑事責任能力はある」と結論づけている。
ローレンはフランス生まれで1992年にドイツに移り住み、大工として生計を立てるも失敗。麻薬や覚せい剤の密輸入に手を染め、強姦、放火などさまざまな犯罪を繰り返していた。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)