『鬼滅の刃』アニメ制作会社が脱税、ネットでは噴飯モノの「大喜利」勃発
アニメ制作会社「ユーフォーテーブル」が、帳簿を改ざんするなど約1.4億円を脱税したとして、法人税法等違反の疑いで東京国税局から告発。ネットで謎の展開が広がっている。
3日、アニメ制作会社「ユーフォーテーブル」が、帳簿を改ざんするなど約1.4億円を脱税したとして、法人税法等違反の疑いで東京国税局から告発された。
人気コミックが原作のアニメ『鬼滅の刃』を同社が手がけていたことから、ネット上では「金の呼吸 壱の型 脱税!」「脱税の呼吸、一ノ型、改斬!」と同作に出てくる用語をもじった投稿が相次いでおり、大喜利の様相を呈している。
■ツイッターに謝罪文
今般法人税法等違反の疑いで、弊社及び弊社代表が東京国税局から告発を受けました。ファンの皆様、関係者に心よりお詫び申し上げます。国税当局の指導に従って修正申告を行い、全額納税いたしました。より良い制作環境の整備に向け、法令遵守、経営の適正化に努めて参ります。 https://t.co/DaBQuRKf2k
— ufotable (@ufotable) June 3, 2020
3日11時過ぎ、各メディアで同社の脱税問題が取りざたされた30分後、「ユーフォーテーブル」公式アカウントで今回の件について以下の声明が発信された。
「今般法人税法等違反の疑いで、弊社及び弊社代表が東京国税局から告発を受けました。ファンの皆様、関係者に心よりお詫び申し上げます。国税当局の指導に従って修正申告を行い、全額納税いたしました。より良い制作環境の整備に向け、法令遵守、経営の適正化に努めて参ります」
同社は、国税当局の指導に従い指摘された3期について修正申告を行ったと説明、すでに全額を納税したと発表している。
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■「真相はわからない」と見ていたファンも
2019年3月末、「週刊文春デジタル」がいち早くこの脱税疑惑を報じており、グループである高円寺と徳島のカフェ、そしてアニメ制作を行っている下井草の東京スタジオにガザ入れが入ったと説明されていた。
報道が出たタイミングは『鬼滅の刃』のテレビアニメ版が放送される直前であり、ネット上では「ユーフォ何やっとんねん」「文春砲を撃たれててびっくりしました」とショックを受ける声や、「文春ってのが情報に怪しさ増してるけど」「まだ真相はわからないけどどうなんだろ…」と報道を信じられないという声が上がっていた。
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■まるで大喜利
約1年越しで、すべてが明らかになった今回の問題。ネットでは「責任管理能力どうなってんだ」「なにしてんだか…」「金に汚くないと良いアニメは作れないんだろうな」「作品は素晴らしいのに…経営しっかりして」と衝撃を受けたファンの声が続々。
一方で、『鬼滅の刃』の設定に合わせて「脱税の呼吸 一の型 所得隠し」「水の呼吸 1億3900万ノ型! 脱税!」「金の呼吸! 壱の型 脱税改斬!」」と今回の脱税をイジる声が多数上がっており、まるで大喜利のような状態になっている。
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(文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)