「お腹の赤ちゃん分」10万円支給される自治体が話題 習志野市・大府市に取材した
新型コロナの特別定額給付金が、お腹にいる赤ちゃんにも支給される!その街の想いとは…
国による特別定額給付金は、4月27日までに生まれた新生児も対象になる。一方、それ以降に生まれた子供に対しても、自治体独自で支給しようという動きがあることが取材で分かった。しらべぇ編集部は、その施策を実施する複数の自治体から話を聞いた。
画像をもっと見る
■全国に先駆けて実施中
その愛知県大府(おおぶ)市は、愛知県西部・知多半島の付け根に位置し、自動車産業が盛んな工業都市で、人口は約9万2千人。
この街が全国に先駆けて、お腹にいる赤ちゃんに対しても、市独自に特別定額給付金10万円を支給する。その条件は2つあり、1つ目は、2020年4月28日~2021年4月1日に生まれ、大府市に住民登録すること。
2つ目は、母親が2021年4月27日(特別定額給付金基準日)時点で大府市に住民登録があり、申請日まで引き続き住民登録を有していること。
関連記事:10万円給付金の申請書に「希望しない」欄 なぜあるのか総務省に聞いてみた
■受給権者は母親
申請・受給権者は、支給対象者の母親となっている。特別定額給付金の趣旨を踏襲し、子供1人当たり10万円(例:双子の場合は、20万円)とし、所得制限は設けない。
6月から対象家庭に順次申請書類を発送し、書類の中には、「出産のお祝いと子育てを応援する岡村市長のメッセージ」を同封するという。