国民民主・玉木代表に接近し野党分断に成功? 女帝・小池知事のしたたかさ
小池百合子都知事が国民民主党の玉木雄一郎代表と会談。その結果は…。
雌狐(めすぎつね)とでも表すれば良いのだろうか。もちろん、小池百合子都知事のことだ。ここで彼女の都知事としての足跡を振り返ろう。
■都知事選圧勝で新党結成
2016年6月に会見を開き「清水の舞台から飛び降りる覚悟で」と出馬表明した彼女は自民党の推薦を得ずに、自民党・公明党の推薦候補と闘い都知事の座を勝ち取った。
次に2017年6月の都議会議員選挙では、都民ファーストの会を結成して代表に就いた。そして闘った都議選では島嶼部の選挙区以外の候補がすべて当選し、大躍進した。さらに、その年の総選挙。彼女は希望の党を結成し代表に就いて、政権の座を狙ったのだった。
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■自民は小池氏を支援か
これだけ自民党に喧嘩をうった小池知事は知事選が近づくにつれ、自民党に接近。
自由党・保守党で行動を共にした自民党の二階俊博幹事長の懐に入り、籠絡。自民党・都連はこの動きに反発して対立候補を探したが、見つからなかった上にコロナ騒動で小池氏を推薦・支援することになりそうなのだ。
自民党都連関係者は「この4年、ずっと小池氏に煮え湯を飲まされてきたのに、推薦なんてあり得ない」と怒りを隠さない。