再開した博物館のだいぶホラーな警告文が話題 「客が展示物にされる…」
北海道・小樽市総合博物館内やHP上で掲示されている、来館の際の注意書きがユニークだと話題に。
新型コロナウイルス感染拡大のため臨時休館していた北海道・小樽市総合博物館が1日から再開した。
再開に伴い、感染予防策として来館者に注意を呼び掛けるポスターを博物館HPに掲載したところ、そのユニークなデザインや文面にネット上で注目が集まっている。
■「注文の多い料理店」を意識したポスター
「当館は注文の多い博物館ですからどうかそこはごしょうちください」と、詩人の宮沢賢治の作品「注文の多い料理店」に登場する一文とリンクさせた注意書きを記したこのポスター。
手や指の消毒についても、「どうか手や指にアルコールえきをたくさんよくもみこんでください」と書かれ、本家で登場する一文「どうかからだ中に、塩をたくさんよくもみこんでください」に実にそっくりだ。
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■貼ってみた注意書きが…
「注文の多い料理店」をモチーフにした理由には、石川直章館長が目指す、館内のコンセプトを崩したくないという強い思いがあったためだ。
「再開にあたり、新型コロナ感染拡大防止のための取り組みを行ったところ、館内各所に『~してはいけない』『~しなくてはいけない』という注意書きが貼られることになりました。しかし、そのような環境は当館が目指す『楽しい博物館』とは程遠いものです。また、注意事項を並べた無機質なポスターを貼っても、来館者には読んでいただけないのではないかというジレンマがありました」(石川館長、以下同)