文科省が次亜塩素酸水噴霧器の有効性・安全性について通知 物議を醸す町も

次亜塩素酸水噴霧器使用について文科省が教委などの正式通知。各教委の対応とは…

2020/06/06 13:00


 

■公共施設に噴霧器設置した身延町

山梨県身延町は、除菌を目的として各保育所(園)、小中学校、公共施設に次亜塩素酸水の超音波噴霧器を設置した。町には、効果について疑問視する意見が寄せられている。

そのため、町内の小中学校での噴霧器使用は、5月17日以降ストップ。しかし、町では、人がいない夜間に噴霧することを検討している。

総務課は、「国が安全性を確認できないと言っているだけで、業者から安全性の報告を受けている」と述べ、町のホームページ上で、業者の名前をあげて、安全性を必死にアピール。

この一連の件について、しらべぇ編集部は、町長に対して取材の申し入れを行った。しかし、総務課は、「町長も副町長も出張中だ。会議中だ。いつ戻るかわからない」と回答。


関連記事:夏のマスク、『ハッカ油』でひんやり爽快感 使い方と注意点を解説

 

■児童・生徒に配慮を

見延町の対応について、文科省健康・食育課は、「次亜塩素酸水の噴霧器使用によって、健康被害が出ているという報告も伺っている。各教委には、必要な情報も伝えており、空間噴霧については、さまざまな児童生徒がいることに、十分に配慮する必要がある」と述べた。

・合わせて読みたい→クルーズ船でも感染者ゼロ 自衛隊もやっている「感染対策4つ」

(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

Amazonタイムセール&キャンペーンをチェック!

山梨県文部科学省千葉市横浜市新型コロナ家庭用洗剤次亜塩素酸水噴霧器界面活性剤
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング