代替大会開催が決まる高校野球 一部では「特別扱い」との声も
代替大会開催の動きが加速する高校野球。その他の競技も代替大会開催準備が進む。
5月20日、日本高校野球連盟は今年の夏の甲子園中止を発表し、太平洋戦争の影響で中止となった1945年以来、75年ぶりとなった。しかし、各都道府県が独自で大会を開催する方向性で準備する動きが出てきた。
■東京は開催決定
6月に入り、新規感染者が2桁で推移し続けている東京では、東西に分けた無観客開催となり、7月18日からトーナメント方式での公式戦を開催。詳細日程などをこれから調整していくようだ。
首都圏の3県でも、代替大会開催の動きが進んでいる。千葉は8月開催を発表、埼玉も8月開催予定で協議を進めている。そして神奈川は、現在検討中となっており、感染者が多い東京を中心とした首都圏でも代替大会開催の動きが進んでいる。
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■全国で開催の動きが加速
首都圏以外でも代替大会は進めていく方針を取っており、開催中止を正式に発表するところは出ていない。
一度、開催中止を発表した福岡県も7月11日から、主に週末を利用した大会を実施する予定だ。
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■完全燃焼する場所を…
代替大会開催の報道にネットでは、「独自大会があって良かった」「高校野球のニュースには涙が出る」といったポジティブな意見から、「高校野球は良いよね…」「なんで高校野球だけ特別なんだろう」という批判の声も多くあがっていたが、野球以外の競技も代替大会の検討が進む。
高校野球だけではなく、新型コロナウイルスによって「晴れ舞台」が中止となってしまった、スポーツに関わる全ての人、とくに選手たちが完全燃焼できる場所を作ってあげることが大切だろう。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)