中国で怪しい粉ミルク事件が再び 赤ちゃんにくる病や巨頭症、発達障害も…

「最高級品」と薦められ購入した粉ミルクで、健康だったはずの赤ちゃんに徐々に被害が出てきた。親にとって、これほど腹立たしいこともないだろう。

2020/06/13 15:20

粉ミルク
(Laikwunfai/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

体が小さく弱い乳幼児には、良質な粉ミルクを飲ませてあげたいものだが、それでアレルギーを起こす場合は代替品を考えなければならない。そして医師やショップは、信頼できるメーカーの安全性に優れた商品を家族に薦めるべきだが…。



 

■「特殊医学用途調製食品」の表示

中国・湖南省の郴州(チンシュウ)市で、「特殊医学用途調製食品」として販売されていた缶入りの粉ミルク。実は単なるプロテイン・ドリンクで、乳幼児にさまざまな健康被害をもたらしていることが先月中旬に発覚し、子育て世代を不安にさせていた。

問題になっている商品は、湖南ウェーブロック・ヘルス・インダストリー社の傘下にある健康食品メーカーが製造し、主にミルクアレルギーと診断された赤ちゃん向けに販売されていた『倍氨敏(Bei An Min)』だ。


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■低体重から巨頭症まで

倍氨敏』を販売していたのは、同市永興(えいこう)県にある小児科病院の目の前の健康食品ショップ。医師の奨励により昨年の10月までに47缶が販売されたが、飲み続けた複数の赤ちゃんに健康被害が生じていることが徐々にわかってきた。

栄養失調による低体重、湿疹、ビタミンD欠乏症による重い「くる病」は骨格の変形をもたらし、深刻なケースでは「巨頭症」、つまり頭蓋骨の変形で頭が異様に大きくなってしまったという。

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■発達の遅れを指摘される

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