堀江貴文氏、都知事選出馬は13時までに最終決断 ホリエモン新党・立花代表が語る
NHKから国民を守る党・ホリエモン新党の代表を務める立花孝志氏が記者会見。堀江氏の都知事選出馬について明かした。
16日、東京外国特派員協会で東京党知事選にNHKから国民を守る党(N国党)公認・ホリエモン新党推薦で出馬を表明している立花孝志氏(両党ともに代表)が記者会見を開いた。
■N国党結党から7年
N国党に引き続き、ホリエモン新党と、変わった名前の政党を次々と打ち出してきた立花氏。N国党結党からは7年が経過し、「NHKの被害者を守るということについては、けっこうできている」とプレゼンした。
その根拠として、NHKの集配人が来たときのためのコールセンター設置やNHK撃退シール、NHKとの交渉を司法書士の代理人に委ねるなどの活動を通じて、一定の成果を上げたことを強調した。
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■2004年から堀江氏を尊敬
立花氏が堀江貴文氏に目をつけたのは2004年のこと。それ以来、尊敬してきたのだという。堀江氏について、「多数決で決めるべきことと多様性を尊重することの違いを明確に分かっている」と評価。
「たとえば、税金は多数決の論理。全員が支払わなければならない。ただ、NHK受信料のように、見なくてもいい人には見ない権利を与えるべきだ。それが多数決と多様性の違いだ。」と述べた。
そして、「N国党は受信料を払わない人たちをNHKからお守りする党だったが、ホリエモン新党は著書『東京改造計画 東京への緊急提言37項』(幻冬舎)の政策を実現する政党。その代表に就けたのは甚だ光栄」と語る。
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■13時までにホリエモンが決断
堀江氏の都知事選出馬については、昨年10月の段階で立花氏から堀江氏に誘いをかけたという。立花氏は「選挙は当選することだけが目的でなく、その後の政治活動にも自分が発言する場所としても非常に有効だと、堀江さんには理解していただいていた」と述べた。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大による状況の変化も。「堀江氏が自粛反対の急先鋒になったことで、当選する可能性が出てきたことが彼の判断を鈍らせている」と語った。
一番重要な堀江氏の出馬表明のタイムリミットだが、17日13時となっており、それまでに何らかの態度を表明するという。
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(取材・文/France10・及川健二)