客1人しかいない水族館の「衝撃投稿」が話題 その悲しすぎる理由とは
客足の少なさを自虐的に紹介した水族館のツイートが話題を呼んでいる。
「単に事実をツイートしただけなので、ビックリしてますよ。いつもそうなのですが、狙ってやったツイートは伸びず、脊髄反射で勢いのままにしたツイートほど伸びます」
高知県高知市にある桂浜水族館。その公式ツイッターを運営しているピンク色のマスコットキャラクター「おとどちゃん」(の中の人)は、そう苦笑しながらしらべぇ記者の質問に答えた。
19日、「スタッフ8人vsお客様1人 ファイッ!」とつづり、館内の客足の少なさを自虐的に紹介したところ、ネット上で「選びたい放題」「スタッフがお客様を取り合わないか心配」と、愛あるツッコミが殺到している。
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■自粛で客足減少
スタッフ8人vsお客様1人
ファイッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!#桂浜水族館状態
— 桂浜水族館 公式 (@katurahama_aq) June 19, 2020
土佐湾を目の前に構える同水族館。日頃、1日40人程度が来館するが、現在は新型コロナウイルス感染拡大による自粛の影響により、約半減となる20人程度にまで落ち込んでいると打ち明ける。
だが、19日はさらに来館者が減少。15時時点で「今日が一番少ないかも…。10人来てくれたら嬉しい…」と率直に語るほどで、「ちょっと前までコロナによる外出自粛。それを差し引いても少ないですね。19日に県外への往来自粛が解除されたこともあって、期待していたんですが…」と落胆の色を隠せない。
「貸切プランをしているわけではないんです…(笑)」とさらに自虐が続いてしまった。
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■個性的なツイートが目立つ
同館ツイッターは、「少々毒っ気のあるツイートで…」(おとどちゃん)と称するように、写真や文章などを個性的にし、他の水族館との差別化を図っている。例えば5月13日に「おっさんカワウソ、グレーばっかり売れてブラウンがまったく売れねぇじゃぇか!」とコメントを添え、スタッフがカワウソの人形を羽交い締めしている様子を公開していた。
おっさんカワウソ、グレーばっかり売れてブラウンがまったく売れねぇじゃねえか!!! pic.twitter.com/G6XkDw5Q6v
— 桂浜水族館 公式 (@katurahama_aq) May 13, 2020
そのためか、おとどちゃんに推しの動物を聞くと「飼育員も生き物なので、飼育員です。お客様は館内の生き物と話はできないけど、飼育員とならコミュニケーションは取れます」と回答。
特に、ヤブさんとお客から呼ばれ親しまれている飼育員は、「宇宙と交信」「ポエムや漫画を描く」といった個性的な一面を見せ、お客の間でファンクラブが設立されるほどの人気ぶりだという。