わき下施術に飛沫感染のリスクが? 美容クリニック医師の言葉に納得
新型コロナウイルス感染拡大のリスクを抑えるため、多くの場所では独自の工夫が導入されていいるが…。
新型コロナウイルスの影響を受け、多くの施設で対策への工夫が講じられている昨今。マスク着用はどの施設内でももはや当然のルールだが、中には外さざるを得ない状況も多く…。
■医療関係だけではない
たとえば歯科に通院する患者などは、待合室ではマスクを着用していても、診察室内ではマスクを外すことになるだろう。歯科医も当然、患者の口内の水分と接触するリスクが発生する。
しかし話は医療現場だけに限った話でなく、美容クリニックの医師も多くの懸念を抱いているようだ。
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■口周辺の美容ケア
美容クリニック内でマスクを外す必要がある施術といえば、まずはひげ脱毛。こちらは口の周りに機器を当ててレーザーを照射するケースが多いため、マスクは当然外さなければならない。
経験のある人なら分かると思うが、鼻の下など毛が密集している部分に照射するとかなりの激痛が走るため、思わず呻き声をあげてしまうケースも。
そのため、やはりこの施術でも医師側に感染のリスクが発生していると考えられる。
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■口周りは関係なくとも…
また、直接口の周りに触れる施術でなくとも、緊張からくる息苦しさを緩和するためにマスクを外す患者も少なくないという。クリニックも待合室や院内での移動時はマスク着用を呼びかけているが、診療室内ではとくにルールを設けていない模様。
その際、「わきに関する施術」を行なう直前にも飛沫感染のリスクが潜んでいるようだ。美容クリニックの医師に話を聞いたところ、わき汗やわき毛に関する施術を実施する際は、対象部位にマーカーでサインを入れたり、消毒のため丁寧に患部を拭く必要があるのだそう。
考えてみれば当然の措置だが、わきの下が敏感な患者の場合、思わず吹き出したり笑い出してしまうケースもあるのだ。医師はわきに注視しているため、顔は自然と患者の上半身に近い位置に。
医療関係だけでなく、美容関係の現場にも多くの苦労が潜んでいるようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)