長男誕生の10年後に双子のもう片方を出産 なぜそんな複雑なことが…

双子とは少しの間をおいて次々と生まれるもの。しかし現代の不妊治療はやや奇妙な双子の誕生をも可能にしている。

2020/06/21 20:40


 

■「捨てるなんてできない」

夫妻は同じ不妊治療クリニックを再び訪問。そこで医師とよく話し合った結果、長男にとっては弟であり、また生物学上の双子の片方でもある男児の出産を決意した。

同病院がSNSに投稿した情報によると、2009年、体外受精が成功した際に受精卵(胚)が複数得られており、使用しなかった余剰胚について、夫妻は「捨てるなんてかわいそう」といった気持ちから凍結保存を依頼していた。


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■もう一人の「我が子の源」

状態が良いにもかかわらず選ばれなかった「我が子の源」ともいうべき余剰卵。これを凍結保存しておいた場合、しばらくのちに「その子にも人生を」と考えるようになる夫婦は、じつは少なくないそうだ。

体外受精の技術は年々進歩しており、このたびの例のように体の大きさと年齢が違う「双子」が誕生することは、日本でもまれに起きているとのこと。メリット・デメリットや倫理面について、医師と十分な話し合いを持ったうえで前に進むことが必要になるという。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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