牛乳消費拡大を求めるJAの看板が話題 酪農業のピンチについて関係機関へ直撃

JA摩周湖の牛乳消費拡大のための看板が話題に。牛乳消費の今とは…

2020/06/24 10:00


コロナ禍の影響で、休校や分散登校で、学校給食向け牛乳のキャンセルが発生。また、商業施設の休業などにより牛乳の消費減少が深刻化している。そんな中、北海道のJAの牛乳消費拡大用看板が、SNS上で話題を呼んでいる。しらべぇ取材班は、牛乳の今を追った。


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■ユニークな看板の数々

今、SNS上で話題になっているのが、JA摩周湖青年部が牛乳消費拡大のために立てた看板だ。

告知看板
(写真提供:JA摩周湖青年部)

これは、10数年前に建てられてもので、現在も路上に立っている。また、同時期に立てらてた、他の内容のものもある。

告知看板
(写真提供:JA摩周湖青年部)

「牛乳飲んでハッスル!ハッスル!」や「俺のミルクを飲んでくれ」といった、大変ユニークな内容となっているが、これら2つは現在は立っていない。

告知看板
(写真提供:JA摩周湖青年部)

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■卸価格が下落

JA摩周湖によると、休校により、学校給食向け牛乳がキャンセル。さらに、カフェやレストラン、百貨店などの業務用需要も落ち込んだことにより、約80軒ある酪農家はダブルパンチ状態だという。

結果、3,4,5月の生乳の卸価格が、通常期より、1リットルにつき、2円から3円下がってしまっている。牛乳として使われなかった生乳は、加工用に回されるが、こうなると値段が下がってしまうデメリットがある。

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