モスバーガー、レジ袋有料化にも動じず 紙バッグの無料提供を継続へ
モスバーガーでは、2006年の時点で紙バッグに切り替えており、今後も無料提供を継続すると発表。環境問題への取り組みがスゴかった
7月1日より、全事業者を対象にプラスチック製買い物袋の有料化が義務付けられるにあたり、『モスバーガー』を展開する株式会社モスフードサービスは、有料化の対象外となっている紙製の買い物袋の無料提供を継続すると発表した。
■紙バッグの無料提供を継続へ
モスバーガーでは、すでに2006年7月1日からプラスチック製買い物袋の削減を目指し、国内全店で紙バッグを採用。2012年には、紙バッグ採用後の雨天時の対応として、紙バッグと同じく有料化の対象外とされているバイオマスプラスチック配合のレジ袋を導入している。
このバイオマスプラスチック配合のレジ袋についても、バイオマスプラスチックの配合率を10%から90%以上に仕様変更し、石油資源の使用をできるだけ減らすことに努めてきた。
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■いち早く環境問題へ取り組む
2006年の紙バッグへの変更当時、モスバーガーではそれまで年間で4,478万枚のプラスチック製レジ袋が使用されていた。
これを紙バッグに変更したことにより、年間で約352キロリットル相当(ドラム缶約1,760本分)の石油原料(原料石油換算)の使用を低減。
同社は「地球温暖化の原因のひとつと言われている『石油資源の使用』をできるだけ減らすため、従来から実施してきたプラスチック製容器包装類の削減に継続的に取り組んでまいります」とコメントしている。
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■他の飲食チェーン店の対応は
7月1日以降のテイクアウト用買い物袋について、飲食物のテイクアウトに布製のエコバッグでは、衛生面が懸念される。
このため、牛丼チェーンのすき家、吉野家はバイオマスプラスチック配合のレジ袋に切り替えたうえ、レジ袋は引き続き無料提供すると発表。松屋は、すでに今年2月末の時点で、全店のバイオマスプラスチック配合のレジ袋への切り替えを完了していた。
ファストフード店では、マクドナルド、KFC、ドムドムバーガーなども、同様に環境に配慮した素材のレジ袋に切り替えを行なったうえ、今後もレジ袋を無料提供すると発表している。
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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)