新型コロナ無症状者が出産祝いに… 抱っこされた赤ちゃんが感染死

若いから自分は新型コロナに感染しても大丈夫、という考え方はよくない。周囲に大勢いる健康弱者のためにも、「絶対にかからない、うつさない、距離を保つ」という心がけが誰にも求められている。

2020/06/29 10:00


 

■外出自粛解除で気も緩み…

誕生した赤ちゃんをお披露目したい両親と、吉報を聞いて早速お祝いに駆けつける人々。これは本来なら、人生の大変ハッピーなイベントだ。

そんな中、互いに適切な距離を保たなかったことで大きな悲劇が起きてしまった。長く続いた外出自粛期間も終わり、解放感やふとした気の緩みが原因とみられ、もっと注意深くあるべきだったと誰もが後悔の念に苦しめられているという。


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■遺体は行政が埋葬

両親の深い悲しみに追い打ちをかけたのは、厳密に定められている「新型コロナ患者の遺体の取り扱い方法」だった。

闘病中、我が子の病室に近づくことさえ許可されなかった両親だが、遺体に対面することも叶わず、行政が埋葬までを厳密に管理。これは新型コロナ感染死の悲しすぎる現実で、赤ちゃんだから大目にといった例外は許されない。

感染を自覚していない者が、知らぬ間に周囲にウイルスをまき散らすことが問題となっている新型コロナウイルス。このような悲劇を繰り返さないためにも、あらゆるシーンでソーシャルディスタンスを保つ努力を続けていきたいものだ。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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