新型コロナで増加する「東京差別」に賛否続出 『グッとラック』の特集が話題に
『グッとラック!』で東京都の新型コロナウイルス感染拡大を特集。「東京差別」に反響が相次いだ。
29日放送の『グッとラック!』(TBS系)で東京都の新型コロナウイルス感染拡大を受け、差別感情を懸念する声について特集。ツイッターで「東京差別」がトレンド入りする事態になっている。
■「東京差別」が話題に
28日には感染者60人が確認された東京都。感染者が増加していることで、SNS上では「新型コロナウイルスが他県に広まったら東京のせいって言われそう」「新宿でノーマスクで歩いている人を見て県に来られたくないって思った」との声があがり、「東京差別」というハッシュタグが生まれているという。
番組では、肺がんが悪化して余命宣告された祖母の見舞いに行こうとした東京在住の女性のエピソードを紹介。入院先の病院から「8月までお見舞いは控えてほしいです。東京の方は…」と言われてしまい、「このご時世、しょうがないのかな」と思う一方で、「本当は会いたい」と複雑な思いを明かした。
関連記事:夜間救急で外に出た看護師 「通行人からの言葉」に絶句する…
■家族への風評被害
また、感染者ゼロの岩手県に帰省しようとした際に父親から「絶対に帰るな。岩手1号はニュースだけではすまない」と忠告された男性も。
近所の住人からのクレームや、父の職場に噂が広まったときに職場の中で過ごしづらくなることを挙げて、感染者発生の原因となった場合に「誹謗中傷を受けたりとか引っ越しを余儀なくされてしまう。そうなるのを避けたいから絶対に帰ってくるな」と言われてしまったという。