人気すぎて本屋にないマンガ『カッコウの許嫁』 爆速スタートの理由を分析

『ヤンキー君とメガネちゃん』『山田くんと7人の魔女』などで知られる吉河美希先生の新作マンガ『カッコウの許嫁』が異例の人気。その理由を分析。

エンタメ

2020/07/02 16:20


 

■読み切りでファン獲得

『やまじょ』連載終了から2年半程度経った昨年8月から9月にかけて、マガジンでは吉河先生の特別読み切りを3本掲載する企画を実施。

天使と悪魔のお仕事マンガ『東京ヘルヘヴンズ』、吸血鬼一家と少年の疑似家族コメディ『柊さんちの吸血事情』……と、他作家であれば即連載されていそうな2作品が公開されたのち、最後に出されたのが『カッコウの許嫁』であった。

すでに出ていた2作品も非常に面白そうな感じだったのだが、『やまじょ』でラブコメ作家として多くのファンを獲得している吉河先生なだけに、この作品がもっともアンケートで支持を集めることに。

今までにも読み切りで人気をはかることはマンガ雑誌にはあったが、本作はアプリでも同時公開されていたこともあり、本誌派だけでなく単行本派も連載開始前から注目することとなる。


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■読み切り時点で異様な完成度

そして、この読み切り版の完成度が異様に高かった。

最初のページで取り違え子という設定が提示されたのち、真面目で秀才、ひねくれた性格の主人公がヤンキー一家で生まれ育った……というコミカルな家庭環境が明かされる。

その後、もうひとりの取り違え子に会いに行こうとすると、陸橋から飛び降りようとしている美少女と遭遇し、救出しようとするのだが、じつは彼女は……と、リズミカルに王道ラブコメが展開されていく。

残念ながら現在は読み切り版の公開は終了しているのだが、講談社のマンガアプリ『マガポケ』では第1話を読むことができ、読み切り版の雰囲気も十分に残っているのでぜひ確認してみてほしい。

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■向上し続ける吉河先生の画力

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